2022年3月 日々の想い(77)「サンタさん、あなたは一度死んでいる」

 季節外れの話題で恐縮なのですが、毎年幼稚園の2学期の終園日礼拝には、サンタさんのお話をすることにしています。  と言いますのは、せっかくこどもたちが幼稚園でクリスマス礼拝を守って、「クリスマスはイエス様のお誕生日だ」と …

2022年3月 福音のメッセージ「神様なんかこわくない」

(聖書:箴言2:1-5、マルコ4:3-9、Ⅰコリント2:6,8)  知恵や知識は人を傲慢にする、聖書はそのことを繰り返し語っています。  パウロが建てたコリント教会でも、自分たちの持つ「神の知恵」を誇る人々が現れました。 …

2022年2月 神様のことを知りたいあなたへ(9)「イエスの十字架、その意味⑤」

 イザヤ書五三章を中心とする旧約聖書の言葉によって、弟子たちは師であるイエスの死が、「わたしたち」の罪を償うための贖罪死であったのだ、と解釈しました。そしてそれだけに留まらず、旧約聖書そのものがイエスの十字架の死と復活を …

2022年2月 福音のメッセージ 「トイ、トイ、トイ!」

(聖書:出エジプト14:15-18、マルコ1:9-11、Ⅰヨハネ5:6)  神学者のポール・ティリッヒは、信仰を「問いと答え」と考えました。確かにその通りであって、わたしたちにとって信仰の歩みとは問いの連続、まさに「問い …

2022年1月 神様のことを知りたいあなたへ(8)「イエスの十字架、その意味④」

 十字架で死んだイエスを見捨てた弟子たち、そんな彼らを再び力づけたのは、イエスの復活の出来事でした。  復活のイエスとの出会いによる罪の赦しと復活の命のリアリティが、弟子たちにもう一度立ち上がる力を与えたのです。  その …

2021年12月 神様のことを知りたいあなたへ(7)「イエスの十字架、その意味③」

 師であるイエスを裏切り、見捨てた弟子たちは、恐れと絶望の中に置かれました。それは、自分たちも殺されるのではないかという恐れであり、また、自らの罪に対する絶望だったのです。  しかしそのような状態の弟子たちが、そのわずか …

2021年12月 福音のメッセージ「信仰のアスリート」

(聖書:出エジプト6:5-9、マルコ13:12-13、ヘブライ11:23-29)  使徒パウロは、フィリピの信徒への手紙の中で、このように語っています。「兄弟たちよ。わたしはすでに捕らえたとは思っていない。ただこの一事に …

2021年11月 神様のことを知りたいあなたへ(6)「イエスの十字架、その意味②」

 前回は、十字架について殺された、イエスというひとりの人の生き方に表れた愛について書きました。  しかし、キリスト教を作り上げたのはイエス自身ではありません。それを行ったのは、十字架で死んだイエスを「キリスト」(救い主) …

2021年11月 神様のことを知りたいあなたへ(6)「イエスの十字架、その意味②」

 前回は、十字架について殺された、イエスというひとりの人の生き方に表れた愛について書きました。  しかし、キリスト教を作り上げたのはイエス自身ではありません。それを行ったのは、十字架で死んだイエスを「キリスト」(救い主) …

2021年11月 福音のメッセージ「雨ニモマケズ、風ニモマケズ」

(聖書:ヨシュア6:1-3、マタイ21:21-22、ヘブライ11:17-19)  宮沢賢治の「雨ニモマケズ」という詩は、斎藤宗次郎というクリスチャンがモデルであった、と言われています。賢治は同郷の斎藤宗次郎と親交があり、 …